どの火災保険に入ろうかとお悩みですね。
火災保険は、たくさんの会社があるので、「結局、どの会社を選べば良いの?」と分からなくなってしまう人が多いです。
結論から言うと、もっともお得な火災保険に入るためには、5社以上の見積もりをしましょう。
見積もりをすることで、料金と補償内容をしっかりと比較できるからです。
今回は、そもそも火災保険の相場がどれくらいなのか、さらには安くて補償内容がしっかりしている火災保険を探す方法をお伝えしていきます。
お得な火災保険を探していきましょう!
もくじ
火災保険の相場や見積もりシミュレーション

まずは、大手保険会社である損保ジャパン日本興亜の試算ツールを使ってシュミレーションしてみました。
住居は東京、3LDK相当(専有面積80m²)、1年一括払いのデータで試算します。
マンションが1番安く、戸建の場合は、耐火構造住宅、非耐火構造住宅によって料金が変わります。
火災保険の相場が安いのはマンションやアパート
マンションやアパートなどの場合は、火災保険の対象が自分の部屋のみとなるため、保険料は安いです。
マンションには、通路やエントランスなどのように建物全体の中に自分が所有していない部分があります。
火災保険が対象とするのは、自分が所有する自分の部屋のみとなるので、建物全体を対象とする戸建の場合と比べると保険料は安くなります。
また、鉄筋コンクリートなどで作られているマンション構造の建築物の方が、火災リスクが低い傾向にあります。
これも火災保険料に反映されて、安くなるのです。
一戸建の場合は耐火構造の方が火災保険の相場が安い
戸建の場合においても、火災リスクによって保険料は大きく変わります。
戸建の場合、耐火構造、非耐火構造という建物構造の分類があります。
まず、耐火構造とは、コンクリート造りや鉄骨造りのような耐火建築物である住宅のことを指します。
それに対して、非耐火構造とは、マンション構造および耐火構造に該当しない住宅のことを指します。
冒頭にも述べましたが、一般的な木造住宅は非耐火構造住宅に分類されます。
やはり、火災リスクの面で考えると、
耐火構造住宅 < 非耐火構造住宅(大きい)となるために、保険料は、
耐火構造住宅 < 非耐火構造住宅(高い)
となります。
関連記事:一戸建ての火災保険料の相場やプランは?
木造住宅でも耐火構造住宅の判定を受けることができる!?
「ウチの家は、木造住宅だし、保険料が高くなるのか。。」とお考えの方、まだ、諦めてはいけません!
冒頭の例外として、述べましたが、木造住宅でも耐火構造住宅の判定を受け、保険料が安くなる場合があります。
「省令準耐火建物」として、認定されれば、木造住宅でも耐火構造住宅としての判定を受けることができます。
「省令準耐火建物」とは、「外部からの延焼防止」「各室防火」「他室への延焼遅延」の対策が講じられた住宅として認められた住宅のことを指します。
木造住宅だからといって、諦めるのではなく、一度、「省令準耐火建物」であるのかどうか、確認を行うことをおすすめします。
POINT火災保険は、建物構造による火災リスクにより大きく変わる。
木造住宅でも「省令準耐火建物」であれば保険料が安くなる。
火災保険の見積もり方法を確認!

火災保険を相場よりも安く契約したいなら、複数の保険会社から見積もりを取るのは常識です!
火災保険の会社は、全国で70社以上。
そんな数多くの保険会社の中から、本当にお得に契約したいのならば、5社以上の保険会社から見積もりをするべき。
多くの会社から見積もりをとることで、料金やサービス内容などを比較しやすくなり、その中から、自分の希望にあった火災保険を調べることができるからです。
具体的に見積もりをとる方法は、以下の3つです。
- ネット保険に見積もり依頼する
- 近くの保険代理店、保険市場などへ行く
- 一括見積もりサービスを利用する
方法1.ネット保険で見積もり依頼する
自分で1社ずつネット保険会社のホームページなどで、見積りを依頼する方法があります。
ネットで契約できる保険会社なら、公式ホームページから見積もり依頼を出すことができます。
ただし、複数の会社に見積もりをする場合には、必要な個人情報や物件情報などを何度も入力することになり、かなり大変な作業になります。
メリット
・自分で保険会社を選んで見積もりができる
デメリット
・1社ずつ、物件情報や保障内容などを入力しなければならず、とても手間がかかる。
・見積もりを依頼した分だけ、多くの会社から電話などの連絡があり、やりとりが多くなる。
方法2.近くの保険代理店、保険市場などへ行く
街中にある「ほけんの窓口」などの代理店へ足を運び、専門家と相談の上、火災保険の見積もりを行う方法もあります。
保険代理店の特徴は、プロと直接話すことで、自分の求めている条件に見合った保障内容や保険料を把握することができるということ。
直接のやりとりなので、疑問があればその場で聞けることも大きなポイントです。
ただし、保険のプロだから、必ずしもその人があなたにとって最適な保険を選んでくれるとは限りません。
というのも、複数の保険を扱う代理店であっても、特定の保険会社を売らないといけない『ノルマ』が設定されている場合もあります。
ですから、あなたの条件にかかわらず、代理店として売りたい保険をおすすめされる可能性があることを知っておいてください。
また、最近では代理店に相談するのもなかなか予約が取れないケースもあります。とくに土日しか時間が空いていない人は、窓口に行くのも大変かもしれません。
メリット
・保険のプロと直接話すことで、自分の求めている条件に見合った保障内容や保険料を把握することができる
・疑問を直接聞くことができる
デメリット
・必ずしも最適な保険を選んでくれるとは限らない
・保険の代理店に飛び込む勇気が必要
・混んでいて、なかなか相談できないこともある
方法3.ネットで一括見積もりサービスを使う
「たくさんの保険会社で、比較したい!」という人は、一括見積もりサービスを利用するのが便利です。
一括見積もりサービスとは、一度に複数の保険会社の見積もりを行うことができるサービス。
必要な個人情報や物件情報を一度入力すると、その条件で複数の会社を同時に見積もり請求することができます。
電話ではなく、スマホやパソコンで簡単に申し込みができるので、気軽に利用できることもポイントです。
メリット
・一度の情報入力でたくさんの保険会社の見積もりをもらうことができる
・見積もり後のやりとりもひとつの窓口でできる
・Web上なので、パソコンでもスマホでも、どこでも見積もりできる
・見積もりを無料で気軽にできる
デメリット
・火災保険に対して、ある程度の知識を持っている必要がある。
結論!5社以上の見積もりを比較するなら一括見積もりサービスがおすすめ

なぜなら、
- 一度に5社以上の複数の保険会社を比較でき、何度も入力する手間が省ける。
- 複数の火災保険を比較することで、自分にあった火災保険を探すことができる。
- 保険料が安くて充実した火災保険を手軽に探せる。
というポイントがあるからです。
一括見積もりサービス厳選2社
ここからは、数ある一括見積もりサービスの中から厳選した自信をもっておすすめする、2社をご紹介します。
ぜひ、参考にしてください。
安心・簡単な一括見積もりサービス!〜イッカツ〜
「イッカツ」なら、大手の保険会社から、保険料の安さに特化した中堅保険会社まで一括で見積もりができます。
また、見積もりの入力がとても簡単なのも特徴です。
入力中には、選択が難しいところにはヘルプの説明があるので、内容を確認しながら進めることができます。
・安心できる、大手の保険会社と契約したい。
・保険のプロに相談して、自分に最適な火災保険を探したい。
最大10社一括見積もり〜保険の窓口 インズウェブ〜

「保険の窓口 インズウェブ

補償内容を自由に選べる朝日火災、安く契約できることで知られているSBI損保やセゾンなどの見積もりを取ることができます。
また、一部上場企業である、SBIホールディングスが運営しているので、信頼性が高くて安心して利用できるのがメリットです。
・大手から中堅まで幅広く比較したい
・運営元がしっかりしているところを使いたい
一括見積もりサービスの使い方やポイント

ここからは、火災保険の一括見積もりサービスを利用する際の流れやポイントを説明します。
STEP1.物件情報の入力
STEP2.提携代理店から申込確認
STEP3.提携代理店からの見積もり提示
STEP4.申込書類のやりとり
STEP5.保険会社と契約
画像は、イッカツの流れではありますが、どちらの一括見積もりサービスを利用した際でも同じ流れとなります。
それでは、順番に見ていきましょう。
STEP1.物件情報の入力
まずは、物件の場所などを選び、「無料で複数社へお見積り!」をクリックします。
物件の情報として、「建物について」「保障について」「お見積りの送付先」について入力していきます。
「イッカツ」では、入力項目に対して、「ヘルプによる説明」以外にも、「お得情報」や、「各保障の申込率」を教えてくれるので、スムーズに入力を進めることができます。
それぞれの情報を入力できたら、完了です。
STEP2.提携代理店から申込確認
ここで、提携代理店の担当者から連絡が来ます。
その中で、入力項目になかったことなど、質問したりするなど、より自分にぴったりの内容となるように相談できます。
STEP3.提携代理店からの見積もり提示
内容確認が出来れば、複数社の保険会社の見積もりが届きます。
それぞれの内容を確認し、自分の希望に沿った火災保険を見つけましょう。
STEP4.申込書類のやりとり
各書類に記入・押印を行い、申請書類を完成させます。
わからない部分があれば、代理店の担当者に質問しましょう。
STEP5.保険会社と契約
書類のやりとりが終われば、火災保険への加入は完了です。
STEP3の段階で止めれば、申込みをしなくてもよいので、おすすめの2つのサイトで見積もりを行ない、どの火災保険が自分にぴったりなのか、調べることができ、相場を把握することができます。
火災保険をさらに安く契約するための2つの方法

一括見積もりサービスを利用して、契約すべき保険会社を見つけたら契約プランを工夫しましょう。
火災保険を安く契約するために重要な方法は以下の2つです。
方法1.補償内容を限定する
方法2.5年、10年などまとめて一括払いをする
それでは、順番に見ていきましょう。
方法1.補償内容を限定する
保険料を安くするためには、必要な補償だけを選ぶことが大切です。
火災保険には火災以外にも地震、盗難、水濡れのなどのオプションがあります。
しかし、その中でも必要のない補償や、無駄に補償金額が高い設定で契約すると料金が高くなってしまいます。
必要最低限の補償内容で契約することが、火災保険料を安く抑えるポイントになります。方法2.5年、10年などまとめて一括払いをする
1年毎に保険を契約するよりも5年、10年などまとめて契約して一括払いする方がおトクです。
例えば、先ほどの条件で損保ジャパン日本興亜で戸建(耐火構造住宅)を契約した場合は、1年契約で12,480円になります。
これを10年一括払いで支払うと、1年あたりの料金は10,606円なので、差額の1,874円分が安くなります。
なので、自己資金を用意できる方には、一括払いがおすすめです。
最大で10年まで長期契約でき、1万5千円ほど安くなります。
POINT必要最低限の補償内容にする。
10年一括払いなどの一括払いをする。
火災保険のQ&A

Q.火災保険の見積もりに必要な書類はなに?
A.火災保険の見積もりに最低限必要になる物件の情報は以下の3つです。
- 住所
- 建物構造
- 延床面積
建物の構造・延床面積は以下の資料で確認できます。
○パンフレット ○建築確認申請書 ○建築確認済証 ○検査済証
○建物登記簿謄本 ○設計書 ○仕様書 ○図面 ○重要事項説明書
オーナー向けの火災保険の相場は?
A.所有している建物の建物構造・規模・立地によって大きく変わるので、一概にこれくらいという相場はありません。
相場はありませんが、コチラのサイトでオーナー向けの火災保険の見積もりをだすことが可能です。
見積もりをして、キャンペーンでプレゼントをもらえるお得な火災保険などありますか?
A.見積もりによってプレゼントをもらえる会社もありますが、それで保険会社を決めてはいけません。
火災保険のプレゼントキャンペーンは、お米やクオカードなど相場は500円〜1,000円程度。
ちょっとしたプレゼントよりも、火災保険で本当に安い会社を選ぶ方が長期的に見て絶対にお得です。
なのでプレゼントキャンペーンに釣られてしまうより、安くて、サービスの充実した火災保険を選びまよう。
35年一括払いはできないの?
A.2015年10月に35年一括払いが廃止されました。
近年、自然災害の増加しており、将来の災害発生率が予測できないからです。
現在では、最長で10年一括払いになっています。
火災保険の一括払いのデメリットは?
A.一括払いのデメリットは以下の3つが考えられます。
- 初期費用が高くなる
- 火災保険の見直しをする機会が減る
- 時間が経つと、契約内容を忘れてしまう
保険期間の途中で引っ越した場合は?
A.保険期間の途中で引っ越す場合は、「途中解約」と「変更手続き」の2つの方法があります。
途中解約の場合でも、残りの保険期間によって解約返戻金が支払われます。
例えば、2年契約で保険料を2万円支払っていて、残りの保険期間が1年ある場合、解約返戻金として約1万円が返ってきます。
変更手続きの場合、契約している火災保険を新しい物件にそのまま使用することができます。
しかし、新しい物件に対して、そのままの内容がぴったりとは限らないので、内容を検討することが重要です。
まとめ
火災保険の相場はわかりましたか?一括見積もりサービスを使うことで、保険料やサービスを簡単に比較できるので本当におすすめです。 あなたに合ったプランを見つけて、万が一のときに備えましょう。