火災保険に加入しなくてはならなくなったとき、知識がないとどうやって選んで良いか困ってしまいますよね。
そこで必要になってくるのが、火災保険の見積書です。
しかし、そもそも見積もりの方法や内容の見方などがわからないと、ベストなプランを選択することはできません。
そこで今回は、火災保険の見積もり方法について解説します。
↓下記のページで火災保険について詳しく解説しているのでチェックしてみてください!
02.27
火災保険の相場はいくら?見積もりから契約まで簡単にできる方法を解説しま…
どの火災保険に入ろうかとお悩みですね。 火災保険は、たくさんの会社があるので、「結局、どの会社を選べば良いの?」と分からなくなって…
保険
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火災保険の重要性

火災保険は、すべての人に必要な保険です!
「賃貸だから入らなくていい」と思っている人もいるようですが、それは大きな間違い。
火事のリスクは、賃貸でも持ち家でも一緒です。
近隣の火事の影響を受けることもあれば、自分の家の中で失火してしまうこともあるでしょう。
あなたの住んでいる「家」の中には、実はたくさんの財産が詰まっています。
そして火災保険は、その財産を失ってしまったときに役に立つ大切な保険です。
だからこそ、賃貸に入居するときや不動産を購入するときには「必ず」火災保険への加入をすすめられるのです。
火災保険の基本

それより「よくわからないから」と適当な内容の火災保険に加入してしまい、何かあった後に補償が受けられないことの方が、ずっと怖いこと。
まずは火災保険の基本を知って、ベストな見積もりができるようにしていきましょう。
火災保険は建物と家財にかける保険
火災保険とは、家全体などの「建物」と、その中に置かれた「家財」を補償する保険です。
火災保険の保険対象には人の命は含まれません。
もし火事でケガや死亡があった場合は、加入している生命保険から保険金が支払われます。
また建物にだけ火災保険をかけている場合、火事で家具や布団、楽器や本などの家財が失われても何も補償されません。
持ち家の人は、建物と家財の両方に保険をかけましょう。
逆に賃貸の人は、建物の保険には加入しなくてOK。
その代わり、自分が借りている部屋の中で何かあったときに大家さんに賠償金を支払えるように「借家人賠償保険」に加入することになっています。
使えるのは火事だけではない
火災保険と聞くと、火事にしか使えないように思えますが、実はそうではありません。
台風や雷、土砂崩れなどの自然災害にも対応しています。また、家の前の道路で起きた交通事故の影響を受けて車が玄関に突っ込んできた、上階で水道管が破裂して自分の部屋が水浸しになってしまった…などの生活トラブルの補償にもなるのです。
セットする特約によっては、盗難や不慮の事故による財産の補償も可能です。
火災保険の見積もり方法とは?

では実際に火災保険の見積もりをするときは、どうすればいいのでしょう。
身近にファイナンシャルプランナーがいたら相談するのがベストですが、なかなかそうはいきませんよね。
そこで火災保険の見積もりを取るための、一般的なふたつの方法をご紹介します。
代理店・保険会社に直接頼む方法
まずは直接、損害保険の代理店や保険会社に頼む方法です。
電話をして依頼をしてもいいですし、マイカーを持っている人は、自動車保険の担当者に火災保険の取り扱いがあるか聞くのも早いですね。
またもしあなたに生命保険の担当者がいたら聞いてみるのもいいでしょう。
たいていの生命保険会社は、どこかの損害保険会社と提携しています。
メリットは、納得がいくまで担当者から説明を受けられること。デメリットは、その会社以外の見積もりを取りにくくなり、比較しないまま加入してしまう可能性があることです。
ネットで見積もりをする方法
最近ではネット見積もりが人気です。
物件の情報や個人情報などを入力するだけで、同じ条件での火災保険の見積書がたくさん届きます。
ネットで頼むことができるのでとても便利ですが、たくさんの見積書の中から見比べて、自分で選択する知識が必要です。
万が一必要な特約などを見逃していた場合は自己責任になってしまいますので、不明点が出たら問い合わせをするようにしてくださいね。
必ず3社は見てみよう!比較検討のすすめ

火災保険の見積もりを並べてみると、各社内容が少しずつ違うことに気が付くと思います。
たとえば同じくらいの保険料であっても、特約や付帯サービスの内容が違うと、火事や事故があった際に受け取れる補償が変わってきます。
そこで、できれば3社以上の見積もりを比較検討してみることをおすすめします。
火災や台風で受けられる基本的な補償に関しては各社そう違いはありませんが、生活の中で受けられる付帯サービスの内容などは各社それぞれだからです。
自分のライフスタイルに合った保険会社を選択するためにも、面倒と思わずに数社を比較してみましょう。
火災保険の見積もり資料のお得な見方

同じ条件を入力して見積もりを手に入れても、保険料が違う…。
そんなときは恐らく「付いている特約」もしくは「保険金額」に違いが出ている可能性があります。
火事や台風に対する補償などの基本的な部分はいじれませんが、オプションの特約は自由につけ外しが可能です。
「どうして保険料が高いんだろう」と思ったら、あなたには不要な特約が盛り込まれているかも知れませんので、確認をしてみましょう。
「保険金額」に関しても同様です。
たとえばひとり暮らしなのに、家財に1,500万円などの高額な設定がされていませんか?
独身ひとり暮らしで特に高価なものが無ければ、家財の保険金額は3~500万円程度で十分でしょう。
逆に4人家族なら、家財の保険は2,000万円程度は必要です。
見積もりの保険料がちぐはぐな場合は、安易に安い方を選ぶのではなく、疑問を解消できるようにしてみてくださいね。
保険料について
保険料は基本的には年払いです。
しかし新築物件の場合は、10年などの長期払いも選択できます。
もちろん1年より10年の方が保険料は割安になるため、加入時には保険期間での保険料比較もしてみてください。
セットプランにはご用心
火災保険の知識がない人は、入居時に不動産会社からすすめられるセットプランで契約をしてしまいがち。
セットプランにはまんべんなくサービスが付いているので安心ではあるのですが、スマホのプラン設定と同じように自分である程度カスタマイズすることをおすすめします。
「おすすめプラン」のままでは、もしかしたらあなたの生活には必要の無い特約が付いているかもしれません。
あなたなりにカスタマイズすることで、はじめのセットプランより保険料をずっとお安くすることができるかもしれません。クレジットカード払いがお得!?
火災保険の保険料の支払いは銀行口座からの振替えが一般的ですが、実は一番お得なのはクレジットカード払いです。
特にネットから加入手続きを進めるときには、クレジットカード払いを選べることが増えてきました。
年払いでも長期一括払いでも、クレジットカードで支払いをすると保険料分のポイントが溜まります。
家計管理も楽になりますので、ぜひ検討してみてください。
火災保険の見積もり方法まとめ
火災保険は、自分のためにも人のためにも必ず加入するものです。だからこそ、あなたのライフスタイルに合った内容の保険に加入して、火事や事故が起きてしまったときのために備えておきましょう。
火災保険の見積もりは少し面倒に思えますが、適切な保険料で加入するためにも、ぜひ数社の比較をしてみてくださいね!