個人型確定拠出年金iDeCo(イデコ )のメリットとデメリットを解説

2019.03.112019.02.22

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個人型確定拠出年金iDeCo(イデコ )のメリットとデメリットを解説

テレビや書籍、雑誌等でiDeCo(イデコ )が多く取り上げられ、関心を持ち始めた人も多いのではないでしょうか?

iDeCo(イデコ )とは簡単にいうと、「定年後の資産を作るため、自分で金融商品を運用しながら、お得な控除を利用できる制度」です。

しかし、誰でもお得か?と問われるとそうとも言い切れません。

メリットの多いiDeCo(イデコ )ですが、人によってはデメリットもあります。

今回は、iDeCo(イデコ )のメリットとデメリットをしっかり把握して、自分にとって有効に活用できる制度かどうかの判断の参考になれば幸いです。

iDeCo(イデコ )の基本情報


まずは、iDeCo(イデコ )の基本情報から確認してみましょう。

お得な控除を利用できる

iDeCo(イデコ )の大きな特徴として、お得な税金の控除が適用されるという点です。

拠出金は「全額所得控除」、運用中の運用益も非課税、拠出金の受け取り時には「公的年金等控除」もしくは「退職所得控除」が適用されます。

これだけ、様々な控除を受けられる制度は他ではありません。

掛け金は月々5,000円から積み立てOK

掛け金の積み立て額は、月々5,000円から始めることができます。
 
「投資は初めてで不安…」という方や、「家計をあまり圧迫したくない」という方にも始めやすい、少額からの運用が可能となっています。

また積み立て額は1,000円単位で設定可能で、拠出額の変更も1年に1回まで変更ができます。

運用商品は、自分で選択する

運用する商品は「投資信託」だけでなく「定期預金」や「保険」商品も選択可能です。
 
選択の基準としては、「元本変動型(投資信託)」もしくは、「元本保証型(定期預金、保険)」という考え方で運用商品を選んでいきましょう。
 

 

  • 「元本変動型」は、元本割れのリスクもあるが資産を大きく増やすことができる可能性があります。
  • 「元本保証型」は、元本は保証されますが、資産が大きく増やせる見込みが少ないです。

「どちらがいい」ということはありません。
 
それぞれの考え方や状況によってオススメできる商品は変わってきます。

 

iDeCo(イデコ )のメリット


iDeCo(イデコ )の特徴から、どういったメリットがあるのかを取り上げていきます。

掛け金が全額所得控除されるので、「所得税」と「住民税」が軽減される

iDeCo(イデコ )の掛け金が全額所得控除されるので、みなさんが毎月給料から引かれている「所得税」や「住民税」が軽減されます。

運用益も非課税なので、資産を増やす効率が上がる

通常、投資信託などの金融商品を運用する場合、利益が出た場合はその運用益は課税対象(20.315%)となりますが、iDeCo(イデコ )では非課税となります。

運用益は全額がそのまま再投資できますので、投資の効率も上がります。

受け取り時には、「公的年金等控除」もしくは「退職所得控除」が利用できる

iDeCo(イデコ )で積み立てた拠出金は、60歳以上で受け取り可能(条件によって変わります)となりますが、受給する際は控除額がお得な「公的年金等控除」もしくは「退職所得控除」が適用されます。

 

iDeCo(イデコ )のデメリット


多くのメリットがあるiDeCo(イデコ )ですが、デメリットもあります。
 
これらのことを知らないまま初めてしまうと、「こんなはずではなかったのに!」と後悔してしまうかもしれませんので、確認していきましょう。

60歳まで引き出しができない

iDeCo(イデコ )の拠出金は原則、60歳まで引き出すことができません。
 
「ちょっとまとまったお金がいるから」という理由で気軽に引き出すことができないので、貯金や日々の生活費に余裕がないままiDeCo(イデコ )を初めてしまうと、今の生活を圧迫してしまいます。
 
始める前にしっかり検討し、今の生活にムリがないか考慮しましょう。

加入手続きが面倒

iDeCo(イデコ )の制度は、会社員の方にも非常にメリットが多いですが、普及に大きな障害となっているのは加入手続きではないでしょうか?

特に「事業者登録申請書 兼 第2号加入者に係る事業主の証明書」という書類は、iDeCo(イデコ )加入のために必要な書類ですが、これを会社で記入してもらう必要があります

これをネックに感じている人も多いようです。

しかし最初の手続きさえ乗り越えれば、あとはあまり手間はかかりません。

加入を希望している方は、「面倒なことは最初だけ」と割り切って加入手続きを進めてみましょう。

加入期間が短いと、受給開始年齢が遅くなる

「受給開始は60歳から」と書きましたが、これは拠出を開始した時期によって変わります。

ちなみに60歳から受給を開始するには、「加入期間が10年以上」である必要があります。

加入期間が10年未満の人については、

 

  • 8年以上10年未満→61歳から
  • 6年以上 8年未満→62歳から
  • 4年以上 6年未満→63歳から
  • 2年以上 4年未満→64歳から
  • 1月以上 2年未満→65歳から

というように、受給開始年齢が引き伸ばされていきます。

 

まとめ

以上にように、iDeCo(イデコ )のメリット・デメリットをご紹介してきました。
 
税金や控除の話は複雑に感じてしまうことも多く、「よくわからないから利用しない」と自分で考えることをやめて諦めてしまう人もいます。
 
しかし、「自分で考えない」だけで損をすることはたくさんあります。
 
それは、「iDeCo(イデコ )を利用しない人は損をしている」という意味ではなく、
 

 

  • テレビや雑誌、本などでiDeCo(イデコ )がオススメされていて、よくわからないけど何となく始めた人
  • (投資詐欺などのニュースを見ただけで)「投資(全般)は危険」だと判断する人

は、自分の気付かないところで損をしているかも知れません。
 
「世間で流行っているもの・言われていること」が果たして自分にも当てはまることなのか、もう一度ゆっくり考えてみるといいですね。

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