仮想通貨は新しい技術のため、耳慣れない用語も少なくありません。
「用語は覚えたいと思っているけど、たくさんあってよくわからない…」
そういう方のために、よく使う用語を段階的にまとめてみました!
仮想通貨を本格的に始める前に、ぜひ目を通してみてください。
難しい用語は覚える必要なし!

仮想通貨はプログラムによって生成される電子データです。
そのため、プログラムに関わるような難しい用語もたくさんあります。
しかし普通に投資活動だけをするなら、難しい用語は覚える必要はありません。
簡単なものだけ覚えましょう!
入門編:基本の用語

投資以前に覚えておきたい、もっとも基本的な用語があります。
それらを入門編としてピックアップしてみました。
これらを覚えれば、ひとまずは問題なく仮想通貨の世界に入ることができるでしょう。
ビットコイン
2009年に誕生した、世界初の仮想通貨です。
当初はまったくの無名でしたが、誕生から約10年が経った現在の時価総額は、2位以下を大きく引き離しての1位。
まさしく仮想通貨の代表的存在、王者と言えます。
クレジットカードや電子マネーのように、決済手段としての実用化も進んでいます。
そう遠くないうちに、ビットコインで買い物をする人が当たり前になると予想されます。
アルトコイン
Alternative Coin(代替コイン)の略で、ビットコイン以外のすべての仮想通貨を指します。
ビットコインがあまりにも大きな存在であるため、このように区別されるようになりました。
ビットコインを元にしながらも、機能面や利便性で発展させているものが多く、今後ビットコインの地位を脅かすほどのアルトコインも生まれるかもしれません。
取引所
仮想通貨を売買したいユーザーが集まるサイトです。
運営は「仮想通貨交換業者」と呼ばれる、金融庁に認可された業者が行っています。
サイト上で個人情報を入力し、本人確認書類をアップロードするなどがアカウント登録の一般的な流れになります。
販売所
こちらも仮想通貨を売買したいユーザーが集まるサイトです。
しかし取引所と違うのは、ユーザー同士の取引は行わず、サイトを運営する仮想通貨交換業者と直接売買のやりとりをすることです。
取引所と比べるとプロセスがシンプルですが、その分割高になるというデメリットがあります。
初級編:投資に不可欠な用語

取引所または販売所を利用するにあたり、ぜひ知っておきたい用語を初級編として取り上げました。
仮想通貨の投資を始めるなら、最低限ここまでは覚えることをおすすめします!
板
取引所において、ユーザーたちが出している買い注文または売り注文を並べた表です。
株取引などでも一般的で、これに表示される希望価格と数量を、ユーザーは売買の判断材料にしていきます。
成行注文
注文を出すときに値段を指定しない方法が成行注文です。
- 買い注文時:もっとも安い売り注文に対応して成立する
- 売り注文時:もっとも高い売り注文に対応して成立する
発注者ができるだけ得するように設計されたシステムですが、必ずしも希望の価格で売買できるわけではないのがデメリットです。
指値注文
成行注文に対し、値段を指定する方法が指値注文です。
必ず希望した価格で売買できるのですが、逆に言えばその価格にならないと、いつまで経っても取引が成立しないことになります。
二段階認証
取引所へのログイン時などに、特定の数字を入力して、本人であることを確実に認証する方法です。
携帯電話にSMSで送られた数字を入力する、というのが一般的です。
すべての取引所と販売所が、セキュリティ強化のためにこれを導入しています。
設定によっては、二段階認証を省略できる場面もあります。
しかし近年は取引所を狙ったネット犯罪も増えているので、常時使用するよう設定しておくのが望ましいでしょう。
スプレッド
英語で広がる、開くといった意味の単語です。
投資用語では、購入時と売却時の価格差という意味になります。
販売所においては、仮想通貨の購入時の価格は売却時の価格よりも高くなります。
このスプレッドが、取引所で行う取引手数料よりも大きいため、利益を上げづらくなるのです。
中級編:知っていると少し便利に?

普通に仮想通貨の投資をするだけなら、ここまで紹介してきた用語でも十分でしょう。
しかしこれから紹介する中級編の用語を知っていれば、
「お、この人はなかなか詳しいんだな」
なんて思われるかもしれません!
他の人との仮想通貨トークにお役立てください。
サトシ・ナカモト
ビットコインの仕組みを発明したとされる人の名前です。
しかしこの人がどこの誰なのか、実はわかっていません。
いかにも日本人っぽい名前ですが本名かどうか定かではなく、もちろん男性か女性かもわからないのです。
多くの人がその正体を突き止めようとしてきましたが、おそらく永遠に謎のままということになるのでしょう。
Satoshi
サトシ・ナカモトから取られた、ビットコインの単位です。
ビットコインは通常BTCという単位を用いますが、1億分の1BTCが1Satoshiとなっています。
1BTCが日本円で100万円だとすると、1satoshiは0.01円です。
「今登録すれば20000satoshiプレゼント!」といったキャンペーンを見ることがありますが、せいぜい200円というわけですね。
億り人
有名映画のタイトルが由来の、投資で1億円以上の資産を手に入れた人のことです。
仮想通貨は突如として高騰することもあるため、一攫千金のチャンスを掴めた人は少なくありません。
とはいえ億り人になれた人の大半は、今より仮想通貨の価値が全体的に高くなかった時期に買っていた人です。
市場がバブルのように高騰し、そして急落してしまっている現在で億り人になるのは、ちょっと難しいかもしれません。
ガチホ
仮想通貨を「ガチでホールド」または「ガッチリホールド」していることを指します。
この銘柄は何があっても手放さない、というような意味合いで使われます。
草コイン
アルトコインの中でも価値の低いものをShit Coin(クソコイン)と呼んでおり、それが日本では草コインと呼ばれるようになりました。
そうしたものは国内の大手取引所では扱われておらず、保有したいと思ったら海外の取引所を利用する必要があります。
草コインはどれもが価格変動が激しく、投資対象とするにはリスクが大きくて初心者向けではありません。
しかし価値が高くなる仮想通貨もあるかもしれないので、安いうちに購入してハイリスク・ハイリターンを狙うユーザーは少なくないのです。
マイニング
仮想通貨は世界中のコンピューターが協力する形で生み出され、同時にシステムを保持しています。
そのための計算を行うことをマイニングと呼びます。
マイニングは本来、採鉱という意味の英単語です。
マイニングを行った人は計算に協力した報酬として、仮想通貨を送られます。
これが鉱石を掘り出すことに似ているんですね。
世界中のユーザーがこぞってマイニングを行っていますが、高性能のマシンが必要など、かなり上級者向けの作業と言えます。
正しい用語を知ることが正しい投資への道
仮想通貨の用語はまだまだあるのですが、比較的簡単なものに絞って紹介してみました。何となく、で投資をしていてもよいことはありません。
正しい投資をしたいなら、まずは正しい用語を知ることから始めましょう!
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